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障がい福祉・児童福祉人材紹介コーナーfukushi

「障がい福祉」の対象になる方は、大きく分類すると、身体・知的・精神に障がいのある方、「児童福祉」の対象になるのは、0歳から18歳までの、保護者がいない児童や障がいのある児童などになります。
その方達を対象にした、障がい・児童福祉分野には、様ざまなサービスがあります。ここでは、各対象となるサービスと、そこに関わって働く職員や、その分野に関し学んでいる学生をご紹介します。

障がい・児童福祉のお仕事

障がい福祉分野のサービス

居宅介護(ホームヘルプ)就労移行支援
重度訪問介護就労継続支援
同行援護・行動援護就労定着支援
重度障害者等包括支援共同生活援助(グループホーム)
短期入所(ショートステイ)自立生活援助
療養介護相談支援事業
生活介護移動支援事業
施設入所支援地域活動支援センター
自立訓練(機能訓練・生活訓練)

詳しくは、こちらへ

児童福祉分野のサービス

乳児院居宅訪問型児童発達支援
母子生活支援施設福祉型障害児入所施設
児童養護施設医療型障害児入所施設
児童発達支援児童心理治療施設
放課後等デイサービス児童自立支援施設
医療型児童発達支援保育所
保育所等訪問支援

詳しくは、こちらへ

働く人・学ぶ人

生活介護「第二いぶき」の可児恵里奈さん(生活指導員)

自然豊かな環境でモノづくりをしています。

社会福祉法人 いぶき福祉会「第二いぶき」
岐阜市出屋敷
施設HP : https://ibuki-komado.com/action/

一人ひとりが人生の主人公になれるように

百々染農園で手で探り触れて、つるむらさきを一緒に収穫

障がいがある人の豊かな生活の実現と暮らしやすい社会作りを目指す「いぶき福祉会」。いぶき福祉会では一緒に働くすべての人を仲間と呼び、どんなに障がいが重くても「はたらきたい」思いを大切にし、仲間の「好きなこと」を活かした、一人ひとりに合った仕事を見つけてモノづくりをしています。第二いぶきには草木染めの「いろどり」、ジャム作りの「アトリエほっぺ」、ポン菓子・張り子づくりの「にじ」、手すき紙作りの「こらぼ」といった個々に合わせた作業場があります。ともに働き、誰もが安心して過ごし、一人ひとりの思いや願いが実現していくことで、誰もが人生の主人公となれるようにサポートをしています。

仲間に寄りそうことで深まる信頼

作業場のある第二いぶきの施設の様子

大学で社会福祉の勉強をした際に障がいのある人たちと関わり、一緒に過ごす楽しさから、障がい福祉分野に興味を持ちました。働いてみて、この仕事は障がいのある方たちと、ともに人生を歩き、寄り添う事だと知りました。私が担当している「いろどり」の仲間は言語によるコミュニケーションをとることが難しい方が多くいます。仲間が分かりづらいことでも一緒に経験をし、同じ場面を共有しながら仲間の「できた」を共感していくことや、困っていることに寄り添うこと、やってみたいけど踏み出せないことにはそっと背中を押していくことで信頼関係が深まっていくと実感でき、やりがいを感じます。今日明日で何かができるようになるといった目に見える変化はありませんが、日々の少しずつの変化はきっとあると思っています。気付きにくく隠れた思いや、こころの微妙な変化に、気付いて仲間の気持ちに向き合えた時、嬉しく、その思いは他の何ものにも代えがたいです。自分らしく寄り添うこと、これからも大切にしていきたいです。

共同生活援助(グループホーム)「共同生活はしま」の 吉田あゆみさん(生活支援員)

仲間と支え合って地域で暮らせるように

入居者の方の洗濯物をたたむ作業のお手伝い

羽島市内6カ所に施設がある共同生活はしま。その中でも自立度の高い利用者さんたちが暮らす「ながま荘」。利用者さんの意思と人格を尊重しつつ、地域での日常生活、社会生活を営むことが出来るよう生活支援員と日常生活の「世話人」で支援を行います。生活支援員は衣食住から、仕事をしている利用者さんの通勤の仕方、休みの日の買い物などの指導を行い、「ながま荘」で過ごす時間帯は世話人さんがサポートを行います。また、万灯会は地域の方々との交流も盛んで、この「共同生活はしま」は、地域の行事に参加したり、通勤途中に挨拶を交わしたりと、地元の方々とも結びつきが強いグループホームです。

みんなで一緒に楽しみながら、日々成長できる!

家庭と同じような雰囲気の生活スペース

大学生の時、実習先の施設で音楽療法を取り入れていることに興味を持ったのをきっかけに障がい福祉に興味を持ち、この仕事に就きました。障がいのある人との会話のキャッチボールも楽しく、自分に合っていると感じています。
「ながま荘」では、利用者さんのハンディをサポートして、できることを少しずつ一緒にやりながら、みんなで楽しく生活できるよう見守っています。字が書けるようになったり、お皿を洗えるようになったりと、たくさんの成長を見ることができ、笑顔で喜んでくれる姿、「ありがとう」の言葉が嬉しく、やりがいにつながっています。利用者さんが目標を一つずつクリアしていく姿、利用者さん同士が触発されてお互いに刺激を受け頑張っている姿を見て、日々勉強させていただいています。誕生会やモーニングへのお出掛けなどみんなで楽しめる企画を増やして、笑顔をたくさん見られるようにもっと工夫をしたいと思います。

就労移行支援 ひだ障がい者総合支援センター「ぷりずむ」の原田信彦さん(定着支援員)

定着支援員の原田さん

社会福祉法人飛騨慈光会 ひだ障がい者総合支援センター「ぷりずむ」
高山市天満町
施設HP:http://hida-jikoukai.or.jp
【取得資格】介護福祉士

障がいのある方が一人で仕事ができるよう支援

就労支援として鏡の拭き方を丁寧にアドバイス

障害者就業・生活支援センター、地域生活支援センター及び就労移行支援事業所等で構成されている総合支援センター ぷりずむ。就労移行支援を行うジョブコーチ・定着支援員が障がいのある方々に対して、実際の現場に入り、職場でのコミュニケーションなど安定した職業生活が送れるよう支援を行います。また、就労先の事業所に対しては障がいのある方に関する知識や指導ノウハウを提供するとともに、家族に対してもサポートします。最終的には障がいのある方が、一人で仕事が出来るようになる事を目指します。

※障害者就業・生活支援センター
就業及びそれに伴う日常生活上の支援を必要とする障がい者に対し、センター窓口での相談や職場・家庭訪問等により指導、相談を行います。
※地域生活支援センター
障がい者やその家族等に対し、保健、医療、福祉サービスの利用支援や生活相談を行います。

利用者さんと就労先事業所の架け橋に

障がい福祉の総合支援を行う「ぷりずむ」事務所内の様子

私には「障がいのある方も長く働き続け、生きがいを持ちながら幸せな生活を送ってもらいたい」という思いがあります。働きたいと前向きに考えている利用者さんが多く、定着率も70%と、とても高いです。担当している利用者さんが就職し、職場で戦力として働いている姿を見ると、サポートしてよかったなと思います。社会に出て働く中では就労先事業所の管理者から厳しい言葉を言われたり、叱られることもありますが、その一方で「ありがとう」「お疲れ様」「助かったよ」というような声を掛けられ、「社会の一員として認められていると感じる」という利用者さんの声を聞くと、大変に嬉しく思います。ご家族の方からも「毎日生き生きしています」と聞くと励みになります。また、私も就労先事業所に支援に行った際には、利用者さんの障がいの特性を伝えたりすることで、事業所の方にも理解をしていただけると、この仕事をやってきてよかったなと実感します。今後とも利用者さんと事業所の架け橋になれるように支援していきたいです。

就労継続支援「恵那たんぽぽ作業所」の西尾美乃里さん(生活支援員)

焼きたてのパンの取り出し方を指導する西尾さん

社会福祉法人 たんぽぽ福祉会「恵那たんぽぽ作業所」
恵那市長島町
施設HP : http://enatanpopo.com/index.html
【取得資格】社会福祉士

「働くことは生きる事」をモットーに

自然豊かな場所に建つレンガ作りの石窯パン工房

障害者支援施設、生活介護事業所、就労移行支援事業所、就労継続支援事業所、グループホームなど数多くの事業を展開する社会福祉法人たんぽぽ福祉会。どのような障がいのある方も、自己決定出来るように支援を行っています。“働くことは生きること”“との理念を持ち、援助を行います。中でも「石窯パン工房」は手作りにこだわり、毎日焼き立てのパンが食べられると地元はもちろん観光客の方にも人気です。レストランを併設しており、モーニングやランチ時は多くのお客さんで賑わっています。

※障害者支援施設
日中と夜間において日常生活の支援を受けることができる施設

利用者さんが働いて賃金をもらい、生活するとの理念に感銘

焼き立てパン・出来たてお惣菜が並ぶ店内

学生時代、「恵那たんぽぽ作業所」でアルバイトをし、そのまま就職しました。以前はしいたけの原木運びや、生活介護が必要な利用者さんのサポートをし、現在は石窯パン工房で働く利用者さんを支援しています。ここでは、利用者さんと試行錯誤しながらメニューを作ったり、食品の陳列、モーニング・ランチの提供、季節限定商品の用意など様々なことを行います。施設とは違い、利用者さんと一般の方との交流も多いです。自分たちで考えたメニュー・商品が売れ、お客様に「美味しかったよ」「また来るね」と言ってもらえると利用者さんと喜び、「こんな商品が欲しいからお願いね」と直接言われると、頑張ろうと励まし合っています。また「たんぽぽ」で働いて賃金をもらい、生活するという理念に、感銘を受けています。一生懸命働いたお金で、親にプレゼントを送ったり、自分へのご褒美を買ったり、楽しく生活する利用者さんの姿が嬉しく、私もサポートをしっかり行いたいなと思います。利用者さんの笑顔を守るため、利用者さん自身が考え、選び、決めることを尊重し、支援を行いたいです。

居宅介護「おおぞら」の松野陽子さん(ホームヘルパー)

利用者に今日のお出掛けコースを説明しながら、 行きたいところを選んでもらう松野さん

社会福祉法人 あゆみの家「おおぞら」
不破郡垂井町
施設HP:http://www.mirai.ne.jp/~ayumi/annai/oozoranew.html
【取得資格】 介護福祉士、行動援護従業者養成研修修了者、福祉有償運送講習会修了者

地域の方と障がいのある人との通訳として

知的障がいの利用者さんが使用する 駅員さんとコミュニケーションをとるカード

「おおぞら」では、知的障がいのある小学生以上の方などに自宅での生活や外出の支援を行っています。居宅介護(身体介護、家事援助、通院介助)、重度訪問介護、行動援護、移動支援、ふれあいサービス、福祉有償運送のサービスを提供し、生活の中で能力を最大限に発揮できるように自立を支援しています。外出の支援は豊かな地域生活に欠かせないサービスとなっています。住み慣れた地域で充実した楽しい時間を過ごすために、地域の方と障がいのある人との通訳として、地域との繋がりを大切に、円滑なコミュニケーションをサポートしています。

※重度訪問介護
重度の肢体不自由者等で常に介護を必要とする人に、自宅で、入浴、排せつ、食事の介護、外出時における移動支援などを総合的に行います。
※行動援護
自己判断能力が制限されている人が行動するときに、危険を回避するために必要な支援、外出支援を行います。
※移動支援
屋外での移動が難しい方に外出の支援を行います。

利用者さんが発した言葉の真意を探る

あゆみの家には、プレイルームなどがあり、 利用者が楽しく過ごせる工夫が随所に

特別支援のクラスが無かった小学校で、障がいのある子と一緒に過ごしていました。子どもの頃に障がいのある方と触れ合うことの楽しさを感じていたことが、障がい者福祉の道へ進むきっかけとなりました。福祉の仕事を経験していくうちに、居宅サービスに魅力を感じてこの「おおぞら」へ。基本的に一対一の支援なので、利用者さんの成長を間近で感じ取ることができます。ライフステージを通して支援を続けることができ、お互いにわかり易いようにアプローチの方法などを工夫して、一緒に取り組み、利用者さんに自信をつけてもらえるととても嬉しいです。生育歴や困っていること、できることの情報収集を行い、利用者さんが発した言葉の真意を探り、対応策を考え、それが合っていた時の醍醐味もあります。利用者さんの笑顔や「ありがとう」「楽しかった」という言葉が私の原動力です!地域の方々との繋がりや、地域での生活・活動も大切にしながら、一緒に様々な経験を重ねて成長していきたいです。

施設入所支援の小関靖子さん(生活支援員)

楽しみながら利用者さんの生活全般をお手伝い

音楽療法で体の向きや道具を持つ手をフォロー

いちいの杜ハートフルでは、生活介護と施設入所支援により障がいのある方々の食事・入浴・排泄の他レクリエーションも含む、生活全般のお手伝いを行っています。入居、長期ステイ、短期ステイ、通所と利用方法は様々で、本人やご家族の希望に添ったサービスを提供。生活支援員は介助の中で利用者さんとの会話を通じ、日々の喜びを一緒に見つけ、利用者さんが持っている力と笑顔を引出しています。また、相談窓口としてご家族の安心にも繋がる各種支援を行っています。

利用者さんの「ありがとう」の笑顔で頑張れる

施設の玄関先では人形がお出迎え

幼い頃、入院中の親戚を見舞った時、看護師さんが患者さん達に優しく寄り添う姿を見て「人を助ける仕事がしたい」と自然と思うようになりました。進路を考えるにあたって、福祉の仕事が学べる大学へと進学し、「障がいがある方を手助けする仕事がしたい」と思い、現在の職場で働き10年以上になります。
介助の際、利用者さんから「ありがとう」というさりげない言葉をいただいた時や笑顔が見られた時は本当に嬉しく思います。「何か楽しいことはないかな」「一緒に楽しめたらいいな」という気持ちで寄り添い、利用者さんご自身ができることを少しでも増やせたらと介助に工夫を重ねています。お互いの心が通い合う瞬間に生まれる笑顔と言葉が、仕事を頑張れる一番の原動力。また職場環境が良く、長く仕事を続けることができます。仕事をしながら資格の取得を目指すなどスキルアップできる職場で、自身の成長を感じられるところもこの仕事の魅力です。

相談支援「ひまわりの丘地域生活支援センター」の西部達矢さん(相談支援専門員)

利用者さんやご家族の思いに添って支援機関を探す

社会福祉法人 岐阜県福祉事業団「ひまわりの丘地域生活支援センター」
関市桐ヶ丘
施設HP:http://www.gifu-fukushi.jp/himawari/center/
【取得資格】介護福祉士、ホームヘルパー2級、相談支援従事者初任者研修修了者

利用者さんと支援機関をつなぐ専門員として

利用者さんの相談に応じる西部さん

地域生活支援センターは、障がいのある方の生活・就労相談などを受ける窓口として関係機関等と連携を取り、サポートを行う機関です。グループホームや障害者支援施設などで働いた経験がある専門知識を持つ相談支援専門員が、利用者さんに年数回の家庭訪問などを行い、本人や家族の困り事や思いに寄り添いながら必要なサービス等を一緒に考え、障害福祉サービスを利用するためのサービス等利用計画書等の作成を行います。社会資源(制度・サービス)の活用方法を常に検討しながら、利用者さんの健やかな生活を支えています。

聞きとりは、時間をかけてゆっくりと

障がい者の相談に応じる地域生活支援センター

人と関わる仕事が好きで、初めは障害者支援施設で主に利用者さんの食事や入浴、排泄の介助などの仕事をしていました。次第に「もっと視野を広げて、地域の方々を支援したい」と思うようになり、相談支援専門員を志望し、現在の職場に勤務しています。実際仕事をしてみると、誰も相談できる人がいないと思っている人や、将来に不安を感じている方、利用可能なサービスについての情報を持っていない方がとても多いことがわかりました。
必要な支援を提案するためには、本人やご家族との信頼関係が大切です。雑談の中で、どんな考えを持った方で何を求めているかを知ることが多いので、自宅訪問や聞き取りの際は時間をかけてゆっくり聞き出すことに重点を置いています。相談者の方のニーズに合った福祉サービス事業所を探したり調整するのは大変ですが、職場に相談できる上司・同僚が多いのはとても心強く、一緒に良い方法を模索し提案しています。紹介を重ねるごとに事業者同士や利用者さんに横のつながりが生まれ、相談者に適した支援ができたときはとても嬉しく、やりがいを感じます。またコミュニケーションをしていく中で、人の新たな一面を知ることができる喜びがあります。

児童発達支援「大垣市立ひまわり学園」の竹内菜々子さん(療育指導員)

歌をうたったりして、楽しみながらグループ療育を行う竹内さん

社会福祉法人 大垣市福祉事業団「大垣市立ひまわり学園」
大垣市禾森町
施設HP:http://www.ogaki-fukushi.jp/
【取得資格】小学校教諭、幼稚園教諭、保育士

子どもの楽しいことを広げ、子育てを共に

お母さんと一緒に手遊びなどで、運動機能などを高める

療育が必要な子どもたちの健やかな成長を願い、様々な機関と連携し、家族の方といろいろな経験を積み重ねて発達を促していく療育施設です。ことばや発達に遅れのある乳幼児を対象に、専門的な見地から保護者の方とともに子どもの発達を促して行けるよう療育を行っています。手作り教材や大型遊具を利用した遊びを中心に、子どもの発達に応じて個別療育や小集団療育、ことばの訓練を行っています。また、季節を感じられる行事を行うことで情緒豊かな子どもに成長するよう子育てを支援しています。

子どもたちの変化や成長を一緒に喜ぶ

子どもが好きなものが色とりどりに飾られている園内。

大学で発達障がいについて勉強した際、療育に興味を持ち、子どもたちへの支援に携わる仕事がしたいと思い療育指導員になりました。この仕事で嬉しいことは、指導している子どもたちの発達や成長を間近で感じられることです。一人ひとりと根気よく向き合うことを大切にし、成長を見守る中で、自分の信じる指導によって成長が見られた時は本当に嬉しく、やりがいとなっています。そして、お母さんたちには子どもたちの発達が高まるよう家でもできることを行うよう勧めています。お母さんたちと一緒に療育を通じて子育てに参加できることが楽しく、子どもたちの変化や成長を一緒に喜べることもやりがいに繋がっています。
不安や悩みを抱えながら一人で頑張っているお母さんにも気軽に話してもらえるように、信頼関係を築き、明るい雰囲気や環境作りを心掛け頑張って行きたいです。

児童心理治療施設「桜学館」の瀬戸山裕希さん(心理療法士)

子ども達の生活全般を情緒面を含め治療的に援助

「できた!」の声が響く みんなで折り紙遊び

児童心理治療施設は、心理的要因により集団になじめず、不登校や引きこもりをはじめ、友人や家族との関係に悩んでいる子ども達に心理療法や生活指導全般を通して治療的援助を行う施設です。桜学館には関市内小・中学校の分校が併設され、子どもの成熟度に応じたきめ細かい支援が行われており、情緒の安定と学力の伸長が図られています。また心理療法士や児童指導員が連携を取り、子ども一人ひとりの心に丁寧に寄り添うことで、いきいきとした本来の姿を取り戻すための支援が行われています。

その子の味方になれるような存在に

箱庭療法で、表現を通じ理解と治療を行う

もともと子ども達に関わることが好きで、教育学部へ進学しました。興味のあった心理学を学びつつ、教員を目指す中で受けた教育実習で「集団の中で子ども達と関わるのか」「療育等必要な子ども一人ひとりとゆっくり関わるのか」と考えたとき、一人ひとりの子どもと丁寧に関わり、その子どもの「味方」でいられるような存在になりたいと思い、心理療法士としての道を決意しました。
施設の子ども達はしんどい環境下で育ってきた子どもが多く、身体は成長していても心が未発達の子どもが多いです。ですから、ままならない思いを受け止めたり、重い課題に直面している子どもと関わるのはとてもエネルギーが必要で精神的・肉体的にも本当に大変です。でも、どの子どもにも良いところ、可愛いところがたくさんあります。根気よく向き合うことを大切に、子ども達の成長を見守る中、今まですごく騒いでいた子どもがぐっと我慢できるようになった姿を見た時や、大人を頼ってきてくれた時など、自分の信じる支援の成果が子どもの成長に見られた時は本当に嬉しく、やりがいとなっています。

「東海学院大学」健康福祉学部 総合福祉学科 Tさん

児童の抱える様々な社会問題に関心を持ち、支援の仕方を学ぶ

学校法人 神谷学園「東海学院大学」
各務原市那加桐野町
学校HP : http://www.tokaigakuin-u.ac.jp/
【取得を目指す資格】 精神保健福祉士

貧困・発達障害の問題を抱える子ども達の支援を

1年次から専門的な講座を受講でき、国家試験にも早期から対応

当初は、保育士を目指していましたが、子どもの貧困や発達障害への関心、さらにその子ども達を支援したいとの思いが強まり、福祉系国家資格取得を目指して東海学院大学に進学しました。授業では覚えることが多く大変ですが、常に新しい制度や支援方法が学べます。夏休みには放課後デイサービスのボランティアも行い、子ども達への声掛けの仕方など、一人ひとりに合わせるスキルがとても重要だと感じました。さらに学びを深め、実践力のある精神保健福祉士になりたいと思います。

福祉の事業所 ~人材定着の取組紹介~

  • …障害者福祉施設
  • …児童福祉施設
社会福祉法人 万灯会
障害者支援施設 双樹園
管理者の受容的態度と利用者・職員の拠り所があって、離職者ゼロに詳細
社会福祉法人 平成会
障害者支援施設
いちいの杜ハートフル
職員の健康状態に合わせた柔軟な働き方への配慮詳細
社会福祉法人 桜友会
児童心理療育施設 桜学館
業務体制を整えることと、職員一人ひとりに対するきめ細かな対応が職員のモチベーション向上に詳細

イベント情報など

Give emotion あなたの情熱が、誰かの光になる

(運営事務局:清流障がい者就労・生活支援センター ふなぶせ)

https://give-emotion.com/