
福祉のお仕事に就かれている職員さんに
突撃インタビューしました。
現場のリアルな声をお届けします!

一人一人に合った支援を仲間と追求。
やりがいいっぱいの障がい者施設のお仕事
介護や援助が必要な障がいのある方を対象とした施設で、利用者の特性に合わせて食事や入浴、日中活動などをサポートしています。

さまざまな年代の利用者がいきいきと生活
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平松さん
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ひまわりの丘には初めてお邪魔しましたが、新しくて明るい雰囲気ですね。そして広々としています。
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入山さん
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ありがとうございます。2016年から順次建て替えを行い、3年ほど前に改修が終わった新しい施設です。
リニューアル後、居室はすべて個室に、冷暖房も完備されて快適になりました。ここで障がいのある18歳から高齢者まで240人が生活しています。 私は男性14人、女性11人の2ユニットを担当していて、利用者の年代は20代後半から50代です。
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平松さん
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さまざまな年代の方が生活されているのですね。福祉の仕事を志したきっかけを教えていただけますか?
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入山さん
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ふわっとした理由なのですが…。大学選びの際、医療福祉学部という名前の学部を見つけ、「かっこいい」と興味を持ったことがきっかけです。
その学部に進学して福祉や地域貢献について学び、卒業後にひまわりの丘を運営する岐阜県福祉事業団に就職しました。6年働いて3人出産、復帰して3年ほどが経ちました。出産前も後もひまわりの丘で働いています。

同僚や家族のサポートで3人の子育てと仕事を両立
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平松さん
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お子さん3人を育てながらの仕事はさぞかし大変でしょう?
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入山さん
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毎日があっという間に過ぎていきます。一番下の子どもが3歳になるまでは時短、今はフルタイムです。大変な面もありますが、職員の皆さんや家族の理解で続けることができています。
自分の子育てが落ち着いたら支える側になって恩返ししたいですね。
家族の理解も大きいです。今は夫が時短勤務をしていて保育園への迎えの担当をしてくれていますし、二世帯住宅に住んでいますので私の母のサポートもあります。子どもたちも、受け入れようと頑張ってくれています。
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平松さん
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家族の支えは大きいですね。夜勤もあるでしょうがどうされていますか?
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入山さん
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今は月3回ぐらい夜勤に入っています。夜勤をすることで、日中とは違う利用者の様子を見ることができたり、就寝後に起きてきた利用者とじっくりと向き合えて信頼関係を築けたりしますので、利用者を理解するために必要ですしやりたいです。
ただ、子どもたちに寂しい思いをさせてしまっている面は否定できないです。せめてもの気持ちとして、夜勤の日にはそれぞれにお手紙を書いて置いておきます。返事を書いてくれるのでうれしいですね。
また夜勤の日は午前9時半に仕事が終わりますので、帰ってからそれぞれと2人きりの時間を設けるようにしています。 -
平松さん
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お手紙交換も2人だけの時間も素敵ですね。愛情も仕事への思いもきっと、しっかりと伝わっています。

利用者との外出が楽しいひととき
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平松さん
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仕事をしていてうれしいと感じるのはどんなときですか?
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入山さん
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利用者の支援を通じ、できないことができるようになる様子や笑顔を見られることがうれしいです。
また、そのうれしい気持ちを同僚と共有できることも良いですね。
職員皆さん、良い人ばかりで、働きやすい職場だと日々感じられることもうれしいことです。
利用者との関わりでは外出が楽しいです。コロナ禍で外出が難しい時期でも車窓からの景色を楽しんでもらったりドライブスルーを利用したり。 最近は映画やいちご狩りなどのレジャーからコンビニまで、いろいろなところに出掛けて社会とのつながりを感じてもらっています。外出の時間になると皆さん笑顔になりますね。
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平松さん
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大変だと思うときはどんな時ですか?
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入山さん
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利用者それぞれに特性がありますので、一人一人に合った支援を考えることは簡単なことではありません。
同僚に相談したり調べたりしながらよりよい生活を送ってもらうにはどうしたら良いかを日々考えています。
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平松さん
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一緒に考え、助けてくれる仲間の存在は大きいですね。
最後に福祉の仕事を考えている方へメッセージをお願いします。 -
入山さん
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「大変そう」というイメージを持たれがちですが、利用者の笑顔に癒される仕事ですし、未経験でわからないことばかりでも、周りの職員が必ず助けてくれるでしょう。ぜひ仲間になっていただければと思います。
