
福祉のお仕事に就かれている職員さんに
突撃インタビューしました。
現場のリアルな声をお届けします!

高校卒業後すぐに入職。一から頑張れる介護のお仕事
原則として65歳以上で要介護3以上の認定を受け、自宅での生活が困難な人が入居できる施設。24時間体制で、入浴、排せつ、食事、身体の移動などあらゆる介助を受けながら暮らせます。

高齢者や家族に笑顔で過ごしてもらいたく介護の道へ
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平松さん
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まず、介護の仕事を志したきっかけをお話しいただけますか?
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水野さん
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この春高校を卒業し、入職1年目です。高校生のときに祖母が亡くなりました。
その後、看護師をしている母から「都会では介護や医療の受け皿が足りず、置いてきぼりとなっている高齢者が多い」と聞き衝撃を受けました。 祖母はそういうことはありませんでしたが、「高齢者も家族もその周りの人もみんなに笑っていてもらいたい」との思いから介護職員を目指すことにしました。
高校は保育福祉コースに在籍していて、それまでは保育士になろうかと考えていました。先生に相談したところ、 「介護職員の方が向いているのでは」と背中を押してもらい、みずなみ瀬戸の里に就職しました。
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平松さん
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就職して1年目なのですね。想像と現実のギャップは何か感じていらっしゃいますか?
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水野さん
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特別養護老人ホームは介護度の高い方が生活するところですので、寝たきりの方ばかりだと思っていました。
しかし普通に歩いたり、レクリエーションを楽しんだりしている方がたくさんいて、率直にびっくりしました。

利用者と一緒に体を動かせて充実
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平松さん
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想像していたよりも楽しんで働けているといった感じですか?
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水野さん
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はい。体を動かすことが好きなので、利用者と一緒にストレッチをするだけでもとても楽しいです。
夜勤はまだ入っていませんが、午前7時から午後4時までの早番と正午から午後9時までの遅番の勤務に入っています。先輩職員にいろいろと教えてもらってある程度できる仕事も増えてきて毎日が充実しています。
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平松さん
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充実した様子が伝わってきますね。どのように仕事を覚えていきましたか?
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水野さん
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最初のうちは、一緒に入った先輩職員にマンツーマンで教えてもらい、しばらくは一緒に動いてもらいながら仕事を覚えていきました。
今では仕事もだいぶできるようになってきましたので、早く独り立ちして夜勤もできるようになりたいですね。
みずなみ瀬戸の里は、利用者を10人で1ユニットとし、基本的に同じ職員が対応することでアットホームな環境の中で生活してもらう「ユニットケア」を取り入れています。2つのユニットを10人ほどの介護職員で見ていますので、マンツーマンで仕事を教えてもらう際も同じ先輩職員についてもらうことが多く、私としては教えてもらいやすかったです。

先輩や友人、家族の励ましが力に
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平松さん
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働いていて大変だと思うことはどんなことですか?
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水野さん
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できることが増えてきたとは言え、スピードが遅くて仕事がなかなか終わらないことがつらいです。利用者の笑った顔を見たり「ありがとう」と言っていただいたりすれば疲れも吹き飛びますが。
介護の仕事は、体力と精神力が必要な仕事だと日々感じています。
長くテニスをしていましたし、時間があるときはあえて7kmほど離れた自宅まで歩いて帰ったりして鍛えていますので体力面は大丈夫です。
精神面はネガティブになってしまうこともありますが、先輩職員や介護以外の仕事をしている友人に励ましてもらい、立ち直りながら頑張っています。 家族の存在も大きいです。母は総合病院で長く働いて数多くの高齢者と関わってきたため、わからない言葉を聞くと教えてくれますし、アドバイスもくれます。ちなみに姉も看護師をしています。今は離れて暮らしていますが、家族で福祉・医療の話ができることを心強く感じています。
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平松さん
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先輩職員だけでなく、ご家族やお友達の存在もとても大きいのですね。
最後に、今後の夢をお話しいただけますか? -
水野さん
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仕事に対して真面目で、周りをしっかりと見て行動できる先輩たちに憧れています。自分もそうなりたいですね。
母や高校の先生からは「国家資格の介護福祉士を取った方がいいよ」と言われています。
専門性を身に付けるためにも、取れたら良いなと思っています。
